【タオルのオクちゃんの「地球ポスト」】

「Nature Towel Factoryで生まれた副産物での社会貢献

私達のタオル工場Nature Towel Factoryでは、単一の素材(うがんだ産有機熟成綿)のみを使用して、タオルを単一製法で、一貫生産しています。そのため、タオル工場の中では、ウガンダ産有機熟成綿の風綿のみが飛び交い、ウガンダ産有機熟成綿100%のタオルになり切れなかった副産物達(耳糸、残糸、ハギレ)が生まれます。そんな副産物達を、私たちは熱エネルギーへと変換してタオルを生み出すエネルギーとして利用したり、特製の撚り機で特殊な糸に作り替えて、木機で織物(コースターやキッチンマット)を作ったり、コットンビーターという綿の繊維を細かくする機械でコットンパルプに作り替えて、手漉きでコットンペーパーを作ったりと、ウガンダから預かった大切な綿達を粗末に扱わない取り組みを進めてきました。

「コットンペーパー」で繋がる輪

私たちは、この副産物から生まれたコットンペーパーを「地球と人を繋げる鍵」として、社会をサスティナビリティーデザインで満たしていく取り組みに生かしていこうと考えました。家族会議を重ね、「どうすれば、多くの人達に、地球の尊さを気付いてもらえるだろう?」そして、私たちは「地球への手紙を、地球ポストへ投函してもらう」というアイデアに辿り着きました。私達のタオル工場で生まれたコットンペーパーに、多くの人たちに地球への手紙を描いてもらおう。そして多くの人たちに地球の尊さを感じて頂き、「地球ポスト」へ地球に対する想いと共に手紙を投函してもらおう。まさに地球への想いを繋げていく取り組み「地球ポストプロジェクト」は、このような想いの中から生まれました。

「次に参加する人たちのことを想って、1枚のコットンペーパーを漉く」

私たちは、想いを繋げていく中で生まれる心の輪を大切にしていきたいという想いから、駅伝に因んだアイデアで、コットンペーパーを自分のためではなく、次に参加する誰かのために漉くという風変わりなワークショップを実施しています。コットンペーパーの手漉き体験も地球ポストプロジェクトのプログラムの一つとなっており、老若男女問わず全ての世代が楽しく体験でき、全ての世代で「地球の尊さ」を共有していく。そんな、素晴らしい取り組みを、私たちは未来世代へ繋いでいきたいと考えています。