株式会社スマイリーアース代表取締役社長 奥 龍将  【略歴】

・出身地 大阪府泉佐野市上之郷

・1988年(昭和63年)生まれ

・上之郷小学校時代
小学5年生(当時1998年)に地元(泉佐野市)に流れる2級河川「樫井川」の河川汚染が発覚し、家庭用水や農業排水、そしてタオル工場排水がその要因であることについて校外学習で学んだことから、家業に対する後ろめたさを感じ始める。また、この経験により環境問題について興味を持ち始め、クラスメイトと共に樫井川の清掃活動などに取り組んだ。

・日根野中学校を卒業後に大阪体育大学浪商高等学校へ入学、高校時から本格的に陸上競技(長距離種目)に打ち込む。

・2008年に國學院大學文学部日本文学科へ入学。

・20011年
國學院大學の第9区走者として第87回東京箱根間駅伝競走大会に出場。
(区間7位、総合10位)で大学史上初シード権獲得に貢献。

・2011年
國學院大學文学部日本文学科 卒業

・2011年~2012年
大学卒業後、大阪府内紡績会社で2年間の下積みを実施しながらウガンダ共和国へ出向きウガンダオーガニックコットンの品質向上に取り組む。「ウガンダの父」として称えられてきた柏田雄一氏のもとで、日本とウガンダ間における友好親善関係を繋ぐ役割を担うための教えを受けた。

・2013年
奥 竜一(父)奥 寿美子(母)が2008年に設立した株式会社スマイリーアースへ入社

・2013年
経済産業省委託事業 「国際即戦力インターンシップ事業」に参加。
3か月間のインターンシップを柏田雄一氏がウガンダ共和国で経営していたPHENIX LOGISTICS UGANDA LIMITED社にて実施。

・2015年
公式来日したウガンダ共和国大統領(ヨウェリ カグタ ムセベニ大統領)との表敬訪問が赤坂迎賓館にて取り行われ、柏田雄一氏の引退に伴い、柏田氏の意思を継ぐ後継者として推薦を受け、ウガンダ共和国大統領により承認を受ける。

・2017年~2019年
ウガンダ共和国政府から柏田雄一氏の後継として、日本とウガンダ共和国間を繋ぎ止める「ウガンダ共和国特命コーディネーター」としての任命を受ける。
日本ウガンダ共和国間初の自治体間友好都市提携締結に尽力(グル市×泉佐野市)
2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会時のウガンダ共和国選手団受け入れ自治体(ホストタウン)として泉佐野市と立科町を推薦し、両自治体が内閣官房オリンピックパラリンピック事務局より正式登録されることに尽力。両国間における各種協定書締結などの調整役を担った。

・2018年
第7回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞を奥 竜一(父)と共に受賞。「ものづくり名人」の称号を日本国政府より受ける。

・2019年
在ウガンダ共和国日本國大使館 亀田特命全権大使より「第1回在外公館長表彰」を受ける。
また、同年に横浜にて開催されたアフリカ開発会議に参加のため来日したウガンダ共和国ムセベニ大統領より、「日本とウガンダの綿の道」の発展に向けた協力依頼を受けた。

・2021年
東京オリンピックパラリンピック大会におけるウガンダ共和国選手団の事前合宿受け入れホストタウン事業に尽力。
同年6月より、スマイリーアースとして肝入り事業としてウガンダオーガニックコットン普及促進事業を開始。

「タオル製造の歴史を変える挑戦」

「タオル製造の歴史を変える挑戦」

「日本タオル製造発祥の地」泉佐野市で3代タオル製造を継承してきた私達奥親子は、誠の「真なるタオル製造」とは何か。その問いに向き合い挑戦し続けてきました。私達はウガンダオーガニックコットンに出会い、そのコットンとの向き合い方を問い詰めていく中で、これまで当たり前に考えていた今までのタオル製造の考え方に疑問を抱きました。その疑問を一つ一つ自分たちで紐解いてきた中で、これからのタオル製造の「あるべき姿」が見えてきました。私達奥親子が挑戦し続けてきた「タオル製造の歴史を変える挑戦」。そして、その挑戦の先に見える持続可能で豊かな未来。私達の挑戦は、そんな地球の素晴らしき未来を、タオル作りを通じて実現していく。即ちタオル作りで地球を笑顔にしていくという大変大きな大儀をタオル職人として果たしていくという挑戦なのです。その挑戦はまさしく、タオルで社会を変えようというタオルを作る職人が始めた「たおる革命」なのです。
日本とウガンダを繋いだ綿の絆

日本とウガンダを繋いだ綿の絆

箱根駅伝を走ってから家業継承のために帰ってきた私は、父の提案で「ウガンダへの卒業旅行」を行うことに。ウガンダで待っていてくれたのは、「ウガンダの父」と言われた日本人。ウガンダオーガニックコットンの導きによって繋がれてゆく人との縁によって見つけた「箱根駅伝からの次なる道」。大志を抱き挑戦し続けて見えた一筋の希望。「タオルと綿」の繋がりから「国と国」の繋がりに発展していったタオル屋の3代目が作り上げた「日本とウガンダを繋いだ綿の絆」の物語